あおぞらクリニックは糖尿病専門クリニックです。皆様に親しまれるクリニックを目指し、診療に取り組んでまいります。

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糖尿病について

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糖尿病とは

糖尿病とは、慢性に血糖値が高い状態が続く状態を指します。ヒトは食事を摂取すれば健康な方でも血糖値は変動しますが、その変動は僅かで、すぐに元の血糖値に戻ります。

しかし、糖尿病になると、いつも血糖値が高い状態になり、食後に大幅に血糖値が上昇したり、食事の後、時間が経過しても血糖値が下がりきらないようになります。

糖尿病の検査

糖尿病の検査で、よく用いられる検査にHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)があります。この検査は、通常正常値は、4.6%~6.2%(NGSP)とされ、6.5%を越えると糖尿病と診断されます。血糖値は前述した通り、食前か食後か、また何を食べたかなどの条件で大きく変動します。一方HbA1cは通常、検査前の1~2か月前の血糖値の平均を表すとされ、当日の食事の影響をほどんど受けません。ですからHbA1cは糖尿病の診断だけでなく治療の効果判定にも用いられます。

つまり、受診前だけ糖尿病の治療を頑張っても、HbA1cは改善しませんし、逆に普段きちんと治療されていれば、受診の前日に飲み会があっても、HbA1cが上昇することはありません。

当クリニックでは通常の受診の際に定期的に測定し、その日の診察の際に結果をお知らせします。前述しましたとおり、HbA1cは食事の影響をほとんど受けません、したがってHbA1cを測定する際でも、食事を抜いて来院していただく必要はありません。

ただし、健康診断で糖尿病の疑いがあるので受診されるような場合は、別の精密検査の必要がありますので、朝食は抜いて来院して下さい。

糖尿病の症状

では糖尿病になると、どんな症状がでるのでしょうか?健常なヒトの食事前の血糖値の正常値は70~110mg/dlです。糖尿病と診断されるとは通常この値が、空腹時で126mg/dlを越と糖尿病と診断されます。しかし、この時点ではほとんどの方は、自覚症状はありません。

さらに血糖値が上昇して、血糖値が200mg/dlから300mg/dlと上昇してくると初めて喉の渇きや体のだるさ、水分をたくさん摂る、おしっこに何回も行く、体重が減ってくるといった自覚症状が出現します。

多くの患者さんは、自覚症状がないうちに、健康診断や血液検査などによって、医療機関を受診するように勧められますが、自覚症状がなくとも糖尿病の治療は早期に始めた方が体への負担が少なく、お勧めいたします。

また、自覚症状がある場合は、すぐにでも医療機関を受診することをお勧めします。

糖尿病を放置すると

血糖値が糖尿病と言われる領域に入っても、自覚症状は前述した通りほとんどありません。それでは、糖尿病を治療せずに放置しておくとどうなるのでしょうか?

血糖値が高い状態が続くと、神経、眼、腎臓といった部分に障害が起きてきます。神経や眼、腎臓といった部分は、血糖値が高くなってすぐに障害されるわけではありませんが、放置しておくと、神経では両足のしびれ、眼では眼底出血、腎臓が障害されると、体のむくみといった症状が現れます。眼の障害が進行すると失明の危険が、腎臓の障害が進行すると最終的には人工透析となってしまいます。

当院では、まずは早期から糖尿病の治療に取り組んでいただき、合併症がこないように、また、合併症がある患者さんには、これ以上合併症が進行しないように、患者さんと一緒に治療に取り組んでまいります。